外壁塗装に使う塗料にはどんな種類があるの?塗料の選び方を解説
新築時やリフォームをする際に行う外壁塗装ですが、
実は塗料には多くの種類があることはご存じでしょうか。
住宅を美しく仕上げる塗料にも個性があり、特徴や価格も異なっています。
そこで、この記事では塗料の種類に焦点を当てて解説します。
塗料選びの際にご参考に活用ください。
外壁塗装の塗料はなぜ使い分けるのか?
外壁塗装に使用する塗料には種類があるのですが、なぜ使い分けるのでしょうか。
使い分けの背景には次の2つのポイントがあります。
まず1つ目は費用です。
耐久性が高く撥水性が優れている塗料を選びたいものですが、
費用があまりにも高額だと住宅全体の塗装には不向きです。
優れた特徴を優先するだけでなく、
費用も考慮すると割安の塗料を選択肢に入れたいという方も多くいます。
次に2つ目の理由は、「仕上がり」です。
外壁塗装の塗料選びには仕上がりを考慮する必要があります。
例えば低コストの塗料はそれだけ耐久性は低いのですが、
リーズナブルなリフォームや気になる一部分の塗り替えには適しています。
このように外壁塗装の塗料には様々なニーズがあるため、塗料の使い分けも必要なのです。
塗料の種類とは
では、外壁塗装に使う塗料には何種類あるのでしょうか。
塗料の種類は主に6種類あります。詳しくは下記のとおりです。
①シリコン塗料
現在の外壁塗装で最も活用されている塗料はシリコン塗料です。
定番の塗料として大手ハウスメーカーやプロの外壁塗装会社も多く愛用しています。
特徴としてはコストパフォーマンスに優れている点です。
耐久性と塗料の価格のバランスが良く、豊富な色の種類も魅力です。
塗料メーカーも主力の塗料のため力を入れており、個性的な新製品が多数登場しています。
②ウレタン塗料
シリコン塗料が市場のメインとなるまでは主力だったウレタン塗料は、
様々な塗料の中でも価格が安定して安いので今も人気があります。
一方で耐久性では見劣りするので、頻繁に塗り替えることを前提に導入することがおすすめです。
密着性に優れている塗料なのでバルコニーや手すりなど部分的な塗装に向いています。
③フッ素塗料
フッ化カルシウムを原料としているフッ素塗料は紫外線対策に優れており、
天候に左右されにくいことから外壁塗装に使われている塗料です。
一般住宅にはまだあまり使われていないですが、撥水性も高いことから普及が少しずつ進んでいます。
しかし、値段が高額な傾向のことから導入には悩まれる方も多いようです。
④アクリル塗料
最も安価な塗料として知られるアクリル塗料は重ね塗りもしやすく手頃さもあり人気です。
一方で耐用年数がとても低いので、外壁塗装に使われる機会は少なくなっています。
しかし、価格的な魅力からコンクリートやモルタルといった外装材の塗料に使うことがあります。
⑤セラミック塗料
断熱効果が期待できるセラミック塗料は陶器のような美しい仕上がりになるため、
洋館の雰囲気も楽しめる人気の塗料です。
シリコン配合の塗料ですと耐久性も向上しているので、注目の塗料と言えるでしょう。
防火性も高いのですが費用もかかるので導入の際にはコストの確認を行いましょう。
⑥無機塗料
鉱物を主原料としている無機塗料は外壁が汚れにくいのが最大の特徴です。
耐久性が高くコストも低くなってきているので人気が高まっています。
対応する素材も増加しており、モルタルやサイディングなどに塗装することが可能です。
この他の種類の塗料もありますが、基本的にはこの6つを抑えておきましょう。
特に塗料は費用の差が激しいので、ご自身の予算にあった選び方も大切です。
外壁塗装にペンキは使わないの?
外壁塗装の際に時々寄せられる疑問に「ペンキの使用」があります。
手頃な価格で販売されているペンキですが、外壁塗装には使わないのでしょうか。
結論から言うと、外壁塗装の際には現在ペンキを使う機会がありません。
と言うのも、先にご紹介したような塗料は外壁の保護にも重きを置いているため
機能性が優れており、ペンキよりも根本的に耐久性が高いのです。
DIYで塗装をし、気になる部分を補修するには手頃ですが、
プロの外壁塗装には専用の塗料を使います。
ペンキは外壁保護の役割としては弱いので、
もしもご自宅の気になる外壁部分をご自身で塗装したい場合には、
ペンキではない塗料を使うように注意しましょう。
特にペンキとの相性が良くないモルタルには不向きで、ひび割れが生じやすくなります。
塗装の原料はどんなもの?
外壁塗装の塗料に種類がある以上、そこに使われている原料にも種類があります。
では塗料の原料にはどんな種類があるのでしょうか。塗料の原料は以下の4種類です。
①樹脂
塗料のコアとなる原料は樹脂です。
アクリルやシリコンなどはこの樹脂成分のことを指しています。
天然の樹脂もあれば合成の樹脂もあるので、塗料によって樹脂の材料も異なっています。
基本的には合成樹脂の方が多くなっていますが、ミツロウのような天然樹脂も活躍しています。
塗料の差を大きく分けているのは樹脂だと覚えておきましょう。
②顔料
塗装は色も大切です。
そこで、塗料には顔料と呼ばれる色の材料も含まれています。
蛍光塗料など様々な種類の塗料がありますが、顔料を入れずに透明な塗装をすることもあり、
その場合はクリア塗料という名称で販売されています。
③添加剤
塗装には様々な個性も付加されています。
例えば乾燥を強化するための乾燥材、貯蔵中に凝固しないように加える添加剤もあります。
防腐剤なども塗料には含まれており、塗料を生かすために加えられる場合もあります。
④溶剤
外壁塗装の大切な要素を支えているのは溶剤です。
溶剤は塗装を均一に塗るための材料で、流動性を付加しています。
そもそも塗料は樹脂が決め手となりますが、
固まりやすいので塗料としては樹脂単体では不向きです。
そこで溶剤を足すことで流動性を高め、塗りやすく加工しています。
塗料の特性を見極め、外壁塗装を検討しよう
塗料には様々な種類があり、個性や費用も大きく異なっています。
現在の主流の塗料はシリコン塗料ですが、ご自宅の雰囲気や求める色合い、
費用を考慮すると別の選択肢もあります。
また、耐用年数も塗料によって異なりますので、
メンテナンス頻度なども考慮して決めると良いでしょう。
しかし、普段は塗料を使用する機会も少ないので、
所見ではどの塗料が良いか悩ましいものです。
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