株式会社 福成

外壁塗装工事の問い合わせから工事完了までの流れを解説

外壁塗装を依頼する前に外壁塗装工事の流れを把握しておきたいという方も少なくないでしょう。

そこで、外壁塗装の問い合わせから工事完了までの流れをご紹介します。

 

問い合わせ

 

依頼を検討している塗装業者数社に連絡を取り、見積もり依頼をします。

 

外壁塗装業者のホームページにあるメールフォームまたは電話で問い合わせるのが一般的です。
メールフォームから問い合わせた場合、後日業者から連絡があり、現地調査と見積もりの日を決めます。

 

業者はいきなり1社に絞り込むのではなく、2~3社に現地調査と見積もりをしてもらい、比較検討したうえで1社に決めた方が失敗が少なくなります。

 

現地調査・見積もり

 

見積もり担当者が自宅へ訪問し、外壁の状態を確認し、見積書を作成します。

 

外壁材に使用している素材により塗料や塗装方法が変わりますし、外壁の傷み具合により補修内容も変わってきます。
また、外壁と屋根等の面積により使用する塗料の量や施工日数も変わりますので料金が変わってきます。

 

契約・打ち合わせ

 

各社の見積もりを比較検討し、最も良いと思った業者と契約します。

 

契約を交わしたら、工事に関する説明と塗料の種類、塗料の色、工事時期など細かい打ち合わせを行います。
塗料にはいくつかのグレードがあり、グレードにより耐用年数が変わります。
また、機能性塗料もありますので、業者にアドバイスをもらいながら適切な塗料を決めていきます。

 

色に関しても、業者によってはシミュレーションをしてくれたり、サンプルを送ってくれたりしますので、家族で相談しながら決めていくと良いでしょう。

 

工事前の挨拶回り

 

着工前に工事の挨拶回りをします。
塗装業者によっては業者が挨拶回りをしてくれますが、できるだけ自分でも挨拶回りをしておくことが大切です。

 

外壁塗装では足場を組み立てるときに大きな音が出たり、塗料のにおいが周辺に広がったりします。
また、工事車両が周辺道路を通過したり、職人が作業をするため、近隣にご迷惑をかけてしまうこともあります。

 

事前にご挨拶をしておくことで無用なトラブルを避けることができますので、しっかりと行っておくと安心です。

 

足場設置

 

外壁塗装工事は高所作業になりますので、足場を設置する必要があります。

 

足場を設置するときには金属をハンマーで打ち込む大きな音が響きます。
外壁塗装でご近所に最も配慮しておきたいのがこの足場設置の際の音であるとも言えるでしょう。

 

足場の設置は30坪程度の一軒家の場合、1日で設置が可能です。

 

足場が設置できたら、足場の周囲にメッシュシートを張り巡らせます
メッシュシートを張ることで、塗料が周辺に飛び散るのを防ぐことができます。

 

メッシュシートを張った後は見通しが悪くなり、泥棒に狙われやすいため、戸締りなど防犯対策はいつも以上に徹底しておきましょう。

 

高圧洗浄

 

外壁についたホコリやコケ、カビなどの汚れ、古い塗膜を高圧洗浄機でしっかりと洗い流します。
これがきちんとできていないと、上から塗料を塗ったときに塗膜が浮いている状態になり、施工不良の原因となってしまいます。

 

乾燥

 

高圧洗浄をしたあとは水分がしっかりと乾くまで1~2日程かけて外壁を乾燥させます。
外壁に水分が残ったまま塗装を行うと、中で水が蒸発したあとにその部分の塗膜が浮いてしまい、塗膜が剥がれる施工不良を起こします。

 

季節や天候により乾燥にかかる期間は異なりますが、しっかり乾いてから次の工程に移ります。

 

下地処理

 

洗浄の次は下地処理を行います。下地処理はひび割れや錆びなどの劣化部分を補修することです。

 

下地処理が十分にできていないと上から塗料で塗装してもキレイには仕上がりません。
そのため、劣化している箇所が多い場合、下地処理に時間がかかるために外壁塗装期間が長くなる可能性があります。

 

ひび割れや錆びなどの補修のほかに、サイディングなどの目地がある外壁では、コーキング打ち替え工事も行います。

 

養生

 

塗料がついてはいけない場所にシートやテープで養生を行います。
玄関ドアや窓のサッシのほか、エアコンの室外機や植木、車、自転車なども養生します。

 

エアコンや自転車など、使用するために養生してほしくないものがある場合は業者に相談しましょう。
周辺を作業するときのみに養生するなど、配慮してくれます。

 

塗料の塗装

 

外壁塗装は一般的に下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで仕上げます。
通常は中塗り材と上塗り材は同じものを2度塗りします。

 

下塗り

 

下塗り材の役割は外壁と上塗り塗料を密着させるための接着剤のような役割です。
下地の状態によってシーラー、プライマー、フィラーなどを使用します。

 

中塗り

 

中塗りは上塗り1回目とも呼び、上塗り塗料と同じ塗料を2回塗ります。

 

上塗り

 

中塗りの塗料が乾いたら上塗り工程を行います。

 

付帯部分の塗装

 

破風板、鼻隠し、軒天、雨樋、雨戸、ベランダ、鉄部、木部などの付帯部分を塗装します。

 

付帯部分は必ずしも外壁塗装のときにやらなければならないわけではありませんが、一般的に外壁塗装で足場が掛かっているときに一緒に行います。

 

仕上がりの確認

 

業者が外壁の仕上がりを確認し、塗り残しがないか、塗料が余計なところに付着していないかをチェックします。
その後、お客さまと業者で最終チェックを行います。

 

補修は足場が掛かっているときにやってしまった方が良いため、仕上がり確認はしっかりと行いましょう。
足場が外れたあとに補修すると、別途足場代がかかる可能性があるため注意が必要です。

 

足場解体

 

最終チェックで問題なければ足場を解体します。
足場の解体は半日程度で完了します。

 

引き渡し・撤収

 

工事に問題がないことを確認して引き渡しとなります。
業者は掃除をし、撤収します。

 

不明な点は業者に問い合わせて疑問を解消すると安心

 

外壁塗装工事の一連の流れをご紹介しました。

 

外壁工事は業者により手順が異なる部分もあり、ご紹介した流れが必ずしも当てはまるわけではありませんが、一般的な流れとして参考にしておくと塗装工事の計画を立てる際にも役立つでしょう。

 

また、外壁塗装で不明な点がある場合はいつでも業者に問い合わせて疑問を解消しておくと安心です。
塗装業者を選ぶ際には相談しやすい営業担当者がいることも選定基準として重要です。