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外壁塗装の塗膜の厚みはどれくらいが適切か?塗布量と塗装回数の関係


外壁塗装の大きな役割は外壁と屋根を塗料の塗膜で覆い、水の侵入を防ぐ防水機能を発揮させることです。
では、塗膜をしっかりと厚塗りすれば高い防水機能を保ち、外壁塗装の耐久性もアップするかもしれない、と思われるかもしれません。

 

外壁塗装の塗料には適切な塗布量があり、塗膜は厚ければ良いわけではなく適切な厚みを守らなければかえって耐久性の低い外壁塗装になってしまいます。

 

この記事では外壁塗装の適切な塗布量や必要な塗装回数などについてご紹介します。

 

外壁塗装の目的

外壁塗装は美観を保つことが目的でもありますが、最大の目的は「防水」です。
外壁塗装を怠っていると塗膜の防水機能が劣化してそこから水が侵入し、雨漏りするリスクが発生します。

 

雨漏りがひどく家の構造が腐食してしまうと大規模な修繕が必要になり外壁塗装以上の費用がかかってしまう可能性があります。

 

家を劣化から守るためにも定期的な外壁塗装は必要です。

 

外壁塗装の膜厚の目安

コンクリート・モルタルや窯業系サイディング、ALCパネルの外壁に塗装する場合、合計膜厚は下塗り材により変動するものの、塗装1回あたりの中塗り、上塗り塗料の平均膜厚は0.03ミリ程度です。

 

鉄骨やトタン板、折り板等に錆止めペイント、中塗り、上塗りの3回塗りをした場合の平均膜厚は0.1ミリ前後となります。

 

外壁塗装では3回塗りが必要な理由

外壁塗装はほとんどの塗料で3回塗りが基本です。

 

外壁塗装では一般的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りを行います。

 

下塗り材の必要性

このうち、下塗りは下塗り専用材を使って塗ります。
下塗り材は外壁と上塗り材の密着を良くしたり、吸込み止め、錆止めの役割があります。

 

下塗り材を塗らずにいきなり中塗り、上塗り材を塗ると塗膜が剥離しやすかったり、塗料が外壁にどんどん染み込んでしまったりします。

 

塗料の吸込みが多いと仕上げにムラが出たり、塗膜に必要な厚みが得られずに十分な耐久性を得られません。

したがって、下塗りの作業は非常に重要です。

 

中塗り材と上塗り材は普通同じ塗料を2回塗る

また、中塗り、上塗りですが、同じ塗料を2回重ねて塗るのが一般的です。

 

塗料の種類にとっては中塗り材と上塗り材が分かれており、色が若干違っていて上塗り材を塗った箇所と塗っていない箇所が分かりやすくなっている塗料もあります。

 

中塗り上塗りを2回重ねる理由は必要な厚みを得るためです。
必要な厚みを得ることで外壁を紫外線や雨から守れるだけの耐久性を得ることができます。

 

塗料には塗布量がある

外壁塗装の塗料の塗布量とは、塗料の性能を最大限発揮させるために適切な使用量のことです。

 

塗料は適切な塗布量を守って塗装を行う事で外壁に最適な塗膜の厚さとなり、メーカーが指定している耐久性を確保することができます。

 

塗布量は塗料ごとに定められている

外壁塗料にはたくさんの種類がありますが、どの塗料にも基本塗布量があり、1㎡あたりの使用量をメーカーが規定しています。

 

塗料の缶には「1回塗りの場合、1平方メートルあたりに0.3~0.35キログラムの塗料が必要」などと記載されており、この基本塗布量を元に実際の外壁工事で必要となる塗料の量を算出します。

 

塗布量を守らないで塗装をするとトラブルの原因に

では、塗布量を守らないで塗装するとどうなるのでしょうか。

 

メーカーが提示しているよりも少ない量で塗装を行うと塗膜が薄くなり、外壁の耐久性が落ちてしまいます。

 

外壁塗装は標準的な塗料で一般的に10年程度持ちますが、塗布量が少ないと外壁塗装から2年程度~3年程度で劣化症状が現れることがあります。

 

逆に本来3回塗りで機能を発揮する塗料を4~5回塗るなど、たくさん塗れば良い訳ではありません。
塗膜が厚すぎると割れの原因になったり、単純に不必要な手間とコストを掛けただけになってしまいます。

 

塗料は希釈率も決まっている

塗料は希釈剤を混ぜて使用します。

 

水性塗料の場合は水、油性塗料の場合はシンナーを混ぜますが、塗料に対してどれくらいの希釈剤を混ぜるかの割合を「希釈率」と呼びます。

 

塗装の際にはメーカーが定める希釈率を守らなければなりません。
希釈率を守らずに余計に薄めた塗料で塗装をすると施工不良が起こる可能性があります。

 

施工不良は施工から1年程度~3年程度で起こり、塗膜が剥がれるなど、本来の塗料の寿命よりもかなり早く劣化現象を起こします。
施工不良が起こると塗装のやり直しになるなど、負担がかかりますので、十分に注意が必要です。

 

希釈率を守らない業者に要注意

メーカーの定める希釈率を守らず必要以上に塗料を薄めて使用する悪徳業者もいますので注意が必要です。

 

塗装料金が安すぎる業者には注意する

塗料を必要以上に薄めるのは少ない塗料で塗装し、材料費を削減して利益を大きくするためです。
塗料を薄めると塗料の粘りが薄れてサラサラになるため早く塗ることができ、人件費も安くなります。

 

悪徳業者はこのようにメーカー規定の希釈率を守らずに材料費を抑えて質の悪い工事をします。
どんなに機能性に優れた機能性塗料を選んでも適切に施工しなければ意味がありません。

 

このような悪徳業者の特徴として過剰な割引をしていたり、施工費用が他に比べて大幅に安かったりします。
安いのには理由がありますので十分に気を付ける必要があります。

 

飛び込み営業には要注意

悪徳業者の手口として飛び込み営業をして不安をあおり、契約してしまう、というものがあります。

 

「外壁が劣化しているから今すぐ工事をしないと大変なことになる」
などと謳って契約を急がせようとします。

 

その場では契約せず、他の業者の見積もりを取り、価格以外の情報もチェックして客観的に判断するようにしましょう。

 

トラブルを防ぐには優良業者に依頼することが大切

外壁塗装は適切な塗膜の厚さで施工する必要があります。

 

中には必要以上に塗料を薄めて施工する悪徳業者もおり、このような塗料で塗装した外壁は2年程度~3年程度で劣化症状が現れてしまうことがあります。

 

このようなことを防ぐ為にも外壁塗装は優良な外壁塗装会社に依頼することが大切です。
見積もりの際には長年付き合っていけそうな業者かどうかも判断材料にして業者を選ぶようにすると安心です。

 

広島県の外壁塗装・屋根塗装は株式会社 福成にご相談下さい。


会社名:株式会社 福成

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